Mozillaは米国時間11月14日、デスクトップ版「Firefox Quantum」に新機能を追加すると発表した。過去12カ月以内にデータ流出が報告されたウェブサイトを閲覧した場合、通知をポップアップ表示する。これにより、ユーザーは自分のアカウントを確認すべきかどうかを判断できるようになる。
Mozillaが9月に公開した「Firefox Monitor」サービスとも連携する。同サービスは、自分の電子メールアドレスがデータ漏えいの影響を受けたかをチェックできるというもので、セキュリティ専門家Troy Hunt氏の運営する「Have I Been Pwned」をベースとしている。
MozillaのFirefox担当バイスプレジデントであるNick Nguyen氏はこう説明する。「Firefox Quantumブラウザを使用時、データ流出の影響を受けたサイトを訪れると、通知が表示される。ユーザーはそのアラートをクリックして、Firefox Monitorにアクセスし、電子メールアドレスをスキャンして、自分がそのデータ流出の影響を受けたかどうかを確認できる」。
また、MozillaはFirefox Monitorを日本語を含む26言語に対応させた。
「素晴らしいボランティアたちを含むMozillaコミュニティーがこれを実現するために、われわれに協力してくれた。彼らがいなければ、この偉業を達成することはできなかっただろう」(Nguyen氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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